このレビューはネタバレを含みます
優秀?なのかこのミステリ。
カラクリ自体は悪くない。今では定番化した無実の罪で投獄された囚人を助けたら、実は殺人犯でした、意表を突いたストーリーで辻褄もまあわかる。
前半のトライアルからの釈放からの!一気に展開する加速度もわるくないよ。
ただね、なんとも腑に落ちないのは、前の裁判から次捕まるまでの間にやっちまえば良かったのでは? わざわざ捕まってからそんなことをする必要ないじゃん。のんきにリンゴ食べてんじゃないよ。
しかもエド・ハリスが罪を被るメリットがまるでない。イカれているからって理由でそんなことしますかねえ。
で、あっさりと釈放されるんだよなあ。有罪するのも無罪にするのも簡単すぎる。ころっと変わってんじゃないよ!
ダメ押しは演出である。90年代特有のカメラアングル、どうしても挟まないといけないカーチェイス、クライマックスからバンバンワニを匂わせて、何かを予想させる。いや、もうね、、、
冒頭、ショーン・コネリーに「パパ!」と抱きつく女の子をみて、え!?っとなり、嫁を見てまた、えっ!?となる。何歳の時の子供よwwww しかもあれスカーレット・ヨハンソン!!?
エド・ハリスのイカれぶりはすごかった。それは良かった。この頃から天才的イカれぶり、鬼気迫りぶりがすごい。そこが一番の見どころで、ストーリーはツッコミどころが多すぎ。