ノットステア

007/ムーンレイカーのノットステアのレビュー・感想・評価

007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)
3.2
○感想
悪役ジョーズ再び。こんな結末もあるのね007。ほんわか。なごんじゃった。



○小説版
イアン・フレミング著、井上一夫訳(1964=1955)『007/ムーンレイカー』創元推理文庫
2019年12月末に読んだ。映画を観たのもそのくらいだったかしら?
小説では、シリーズ第三作。(第二作の『死ぬのは奴らだ』は絶版のため読んでいない。)

○小説からみるボンド像
・「『ジェームズ』とMが呼ぶのはめずらしいことだった。」(p.23)
(Mが自分の仕事部屋で、相手のクリスチャン・ネームを呼ぶことはめったにない。)

・「一日に二回ひげを剃るなんて、自分の生涯の意地を曲げるようなことはするつもりがないと、決意を固くする。」(p.37)
(仕事のあと、外出する前に風呂には入る)

・「この人は、パリやベルリンやニューヨーク、汽車や飛行機やぜいたくな食事、それに、そう、きっとお金のかかる女たちが好きなんだ。」(p.179)
(ガーラ・ブランドがボンドに対して持った印象のひとつ。)