その昔、吉祥寺バウスシアターで観た映画。
カレル・ゼマン。銅版画をコラージュしたような絵に実写がミックスされて世にも不思議な味わい。
シマシマ服の双子の子どもがかわいい。潜水艦が、紙で作ったようなオモチャ感があった。気球にも楽しい。こんな体験してみたかった。
当時買ったパンフレットの表紙がチェコの絵本作家と思いきや、スズキコージの絵でふさわしい。
ゼマンはどこにも遠慮なく自分の世界に集中しているように思う。
同時上映された「水玉の幻想」は万華鏡をのぞいたみたいにキレイだった。幻想だけど怖くならない。どこかのどかなところが持ち味。
