kirito

ブロークバック・マウンテンのkiritoのレビュー・感想・評価

4.0
【悲しい男たちと、きれいな景色の物語】


なぜ、LGBTものは傑作が多いのか。
そろそろ、誰か分析してもいいころだと思います。


ブロークバックマウンテンに見守られながら愛をはぐくんだ二人のカーボーイのお話がこちら。


おそろしく自然が壮大で、目が奪われるくらい綺麗だった。
まるで二人の心の中をあらわしているかのよう。


同性愛が許されない時代。命すらも奪われてしまう危険な時代。

二人はそれぞれ隠れ蓑の家庭を持つわけで、確かに奥さん側の側面から見たら許せないこともあるでしょう。
しかし、二人の愛は止められないのであった。


演じるのは故人ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホール。
つくづく惜しい人を亡くしたと痛感してしまいますね。

目線の使い方ひとつひとつも丁寧に思えました。


この二人のラブシーンがまた困ったことに絵になっちゃんですよね。
腐女子も歓喜することまちがいなし。


最後の服と両親のくだりについてある方のレビューを読んで納得してしまった。
確かにそうなのだ、あの両親は気づいていたのだ。
最初なんで服を持っていくのを許すんだろうと思ったけど、お母さんもお父さんも全部知ってたんだね。
そんで、お母さんの「また顔みせてね」。
すごい。


そして、最後の重なり合う服ね!!!
まさか洋服というひとつの品であの最初の出会いから最後を完結させてしまうとは非常に恐ろしい。
見せ方が恐ろしすぎるよ監督。
この脚本作った人のセンスはやばい。

あと、この映画にでてくる女性は美女が多くてその点もよかったです←
アンハサウェイね。

で、娘さん。
めっちゃタイプ。
誰!と思ったらケイトマーラ。
ですよねw
結局人の好みって変わらないのよねw
ケイトマーラ最近知ってめっちゃ好きだったんですけど、今作若い!
気づかなかったけどw


とってもいい映画でした。
ずっと観たいと思ってたのでよかった。
オススメです。


2016.3.15
kirito

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