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ブロークバック・マウンテンのbのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

父親からゲイが迫害された遺体を見せつけられたトラウマでまだまだ拒否感が大きく、別れた後は角で吐きながらも泣いていてそこまで愛してしまった自分との葛藤がとても痛々しかった。
それから家庭のことや仕事のことで20年間後回しにしつつで
家族も恋愛も全部がすれ違ったままひたすらモヤモヤが終始続いた

この後にジャックが亡くなった知らせを受け取ったんだが、(同じように迫害された遺体で)ずっと一緒に牧場を作ろうと夢を話したのを家族も知っており、別れた時のシャツをちゃんと自分のと一緒にかけてるんだよね。
それを牧場のバンの中に持って帰って、ジャックの気持ちを包み込むように自分のシャツを上にかけたのと
I swearって涙ぐみながらの一言に一気に涙腺が緩みました

あんまり変化のない前半でどんな終わり方をするのか予想もつかなかったけど、人物の表情や言葉に重点を置いた、特に無口で表情があまり変わらないイニスの年齢の変わり具合やジャックを大切に思う節々が見られて、男性同士ってだけで一緒に入れない関係が悲しかった

羊と自然に囲まれながら二人でひっそり生きていたのが1番幸せだったなぁと
とにかく悲しい余韻が長い映画でした、、
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