理事長

ロード・トゥ・パーディションの理事長のレビュー・感想・評価

4.1
✒️あらすじ
1931年、イリノイ州ロックアイランドの町。良き夫であり2人の息子の父親であるサリヴァンには、マフィアの幹部という裏の顔があった。サリヴァンはボスのジョンから息子のように愛されていた。サリヴァンの2人の息子にも実の孫のように接するジョン。そんな父ジョンを実子コナーは、苦々しく思っていた。ある日、幹部会でコナーはヘマをしでかしたとジョンに責められ、追い詰められたコナーは、父への恐れとともに、サリヴァンに対する嫉妬と憎悪を膨らませていく…


✒️感想
トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ、ダニエル・クレイグ...
なんという名優の集まり...
この役者のネーミングだけでこの映画自体すごく引き締まりそうなんだけど、実際めちゃくちゃ引き締まっている作品に仕上がってます。
そして、トム・ハンクスがマフィア役をやっているというかなり貴重な作品。

そのマフィア役で復讐劇を演じていくんだけど、道中で復讐を企む憎しい顔と息子との親子愛に溢れる顔の雰囲気を表すのが、すごく上手かった。
先程言った通り、親子愛もひとつのテーマなので、残酷なシーンが続くわけじゃなく、緊張と緩和を丁寧に表現出来てました。

最初から最後まで物凄く悲しい物語なんだけど、どこか美しいです。
ギャング・マフィア映画って「残酷」とかそういう表現はあるけど、「美しい」という印象を受けるのは少ないんじゃないかな🤔

単なる暴力的なギャング・マフィア映画とは一線を画した作品なので、ギャング・マフィア映画が苦手な人に見て欲しい作品ですね🤠


✒️作品情報
『ロード・トゥ・パーディション』は、アメリカのミステリー作家であるマックス・アラン・コリンズ作のグラフィックノベルならびにそれを原作とした同名のアメリカ映画。
題名「地獄への道」は原作者が執筆の際に影響を受けた『子連れ狼』のキャッチコピー「冥府魔道を行く父子」からきている。

大恐慌時代のシカゴを舞台に、マフィアの世界の掟と、父と息子の絆を描いた人間ドラマ。
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