2010年の作品情報・感想・評価・動画配信

「2010年」に投稿された感想・評価

りんご

りんごの感想・評価

4.7
HALがいいやつ🥺結局ド真面目だったんだな🥺
進化の過程にある生物が立ち入ってはいけない神の領域ってものがある。その下で、生物は神に向かって進化を続ける。進化の足を止めないために、愚かな対立や殺し合いはやめようよ。ってボーマンとHALに教えられた気がする。
mochi

mochiの感想・評価

3.4
好きなところと嫌いなところが両方あったが、全然楽しめた。あまり評判が良くない作品ではあるが、酷評されるほど酷いとは全く思わない。風呂敷は広げるより畳む方が難しく、前作がある意味で広げた風呂敷を畳まないことで評価を得た作品なので、続編を作るというミッションが非常に大変なものだったことは想像に難くない。あれだけの哲学的な作品に続編を与え、解釈を提供する、という試みは敬意を表されるべきかと。
宇宙船内のカットの取り方や地球でのやり取りのカットはかなり良い。色彩感も好きだし、前作の格調高い雰囲気を継承できていると思う。他方で、星や宇宙空間の色彩や画面はチープな印象を拭えなかった。BGMを無くして、呼吸を聴かせる、という手法で緊張感を高めることには成功しているシーンでも、宇宙空間が映し出されると安っぽさが否めず非常に残念。
HAL暴走の原因については賛否両論あると思うが、個人的には好きでも嫌いでもない。納得できないわけではない。開発者との会話泣ける。地球でSALに「私は夢を見るでしょうか」という問いに「もちろん」と答えていた開発者が、HALに去り際に同じ質問をされたときに「わからない」としか言えないのが悲しい。結局彼自身も知的生命体ではなく、道具としてしかHALを見ざるを得なくなってしまったことを表現しており、所詮は人工知能に人間に従属するものとしての意味づけしかできないことへの無念がよく現れた名シーンだと思う。
全体的にはワクワクしてし面白かったが、以下の点は不満。一つ目としては、政治の話が絡みすぎなところ。背景としてあるくらいならいいが、全体にあらわれすぎ。二つ目としては、こちらの方が決定的なのだが、モノリスの存在を高尚なものから引きずり下ろしてしまっている。最後のボウマンのメッセージは、結局「平和が大事」というもの。なにそれ。モノリスはそんなことに関心がないくらい大きな存在だと思ってた。「平和」みたいな特定の主体(例えば人間)からしか与えられない視点をモノリスが持ってるわけない。モノリスが求めるのは究極の創造と調和だったのでは?ボウマンが元嫁に会いに行くのもは?って感じ。ボウマンはそんな小さな存在じゃないでしょ。人間では理解できない存在であってほしいのに、人間の幸せを願うのが、本当に理解できない。モノリスの爆発も同じ。モノリスは物理的現象を超える存在だと思っていたのに、めちゃデカく爆発して想像するとかダメでしょ。科学で捉えきれないパラダイムでしか理解され得ない存在のはずなのに。
普通に楽しんでみれたが、不満点があまりにも前作のテーマと関わっている部分なので、低く評価せざるを得ない。
特撮が『さよならジュピター』感があった
続編と考えて見ない方が良いかも!
どうしてもおもろみが感じられなかった。画面構成に癖もなければ色彩感覚も好みじゃないしで、この感じでディスカバリー号が出てきてしまうのか…ってそういう意味ではドキドキしながら観れてエンタメしてたけど、HALの話もうーん。。
HAL9000は優秀すぎただけ。
ちょっと説明じみてるところはあるが、正史続編納得。
kazco

kazcoの感想・評価

3.5
冒頭のあらすじ流れてくるところまでは凄くテンション上がったんだけど、結局2001年に持ってかれちゃってる。
モノリスとかワード出てくるとテンション上がる。
キューブリックほどの映像的快楽は皆無、宇宙船内はスターウォーズ的なSF映像で溢れており監督が違うとはわかっていてもスマートさに欠けているガッカリ感はある(実際にスターウォーズのトリロジーを撮っていた人が携わってた)。
だけどストーリーは悪くなかったんじゃないかなと、2001年のハル9000のあの反逆行動の説明がなされてハルにとっては汚名返上映画だった。
あの名作の続編。そして、あまり評判になってない。
まったく期待しないで観たが、世界観は踏襲してる。
ハルの声、姿、心、無表情さ、前作のままです。うれしい。
ハルの兄弟?も出演(青いランプ)
「ジョーズ」「オールザットジャズ」「恐怖の報酬」の主演3作を務め、どれも印象に残る演技をされてましたね。
ロイシャイダー。なんと、ここでも主役でした。
うーん、主役はやっぱりハルかな。
無表情って本当に怖いんだなあとあらためて思う。
とってもハラハラしました。
人間も無表情の人が、一番恐怖かもしれません。
前作であれだけ評価されると、新監督へのプレッシャーはとてつもなく大きかったと思います。
その重圧を受けながら、製作した作品。
及第点だと思います。
やっぱり映画館で観なくちゃね。
製作チームに失礼ですね。
湯林檎

湯林檎の感想・評価

4.0
タイトルで想像がつくかもしれないけどこれは「2001年 宇宙の旅」の正統な続編。

キャストに関してはHAL9000とボーマン船長(スターチャイルド)を同じ俳優が演じており、前作で謎だった部分(HALの暴走の原因やボーマン船長のその後)の理由がきちんと描かれていて観ていて頭の中がスッキリするような快感があった。

オリジナル版の前作はモノリスを介した宇宙人との接触というストーリーに科学上において神とは何かを問いたテーマが描かれていて非常に気に入った。世間一般ではあまり評価が高くないようだけど私はこの続編があることによって前作の素晴らしさが分かると思えた。


⚠️以下はネタバレなので未鑑賞の人は注意してください。



今作もやはりモノリスの存在は重要で特にラスト30分に起こる増殖したモノリスによってが起こるのだが私はこの出来事によって知的生命体(人類の進化系)≒神という風に定義付けられる気がした。
なぜなら天災(今作ではビックバンみたいなやっだったけど)によって新しい時代が訪れるというのは旧約聖書の大洪水後に生き残った人間達の子孫や動物達が繁栄し新しい時代を築いたエピソードに通じると思ったからである。その他にも実際に世界各地の神話に大洪水の話があるので、少なくともこのシリーズの世界においては"神話で語られる神の御業=モノリスの導きによるもの"と捉えて良いと思う。

そしてもう1つの太陽(元木星)の誕生とエウロパに自然が繁栄した展開はかつて地球が成り立った過程を示唆しているかのようにも思えた。

また、メインキング映像を観たところある人(名前忘れた💧)が「この先このようなことが起こって欲しいと思える映画であって欲しい、宇宙人との接触ほど魅力的なものはない」という風に言っていた。
確かにこのシリーズのようなテクノロジーが近い未来に開発されたら便利な部分はあると思うけど…正直太陽は2ついらないw 夜の時間がないと色々と困るので個人的には木星付近で恒星は誕生して欲しくないと思ってしまった😅

観る前はオリジナル版があまりに傑作だったせいか不安な気持ちもあったけどなんだかんだで満足できる内容で良かった。
記録。
キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」の続編。前作が傑作過ぎるせいで過小評価されるかもしれないが、こちらも佳作ではあると思う。
ソ連の宇宙船レオーノフ号のデザインはシド・ミードが担当しただけあってかなりカッコいい。
制作時の時代背景もあってか米ソ冷戦が物語の一つのテーマとなっているため、今観ると未来的要素を感じる妨げになってるかも。まぁ今2020年な時点で10年も前なんですけどね。
ほらぁやっぱりHALはいい子だったんじゃないかよーーって思いましたね!あんな純真な子いませんよ!人間が悪いんじゃんかよ!!!

2001年宇宙の旅はあらすじだけ知っておけば問題なくみられそう。むしろこっちのほうがなんとなくすんなりわかりやすかもしれない。戦争なんかやってる場合じゃないじゃんという人間のおバカ加減がせつなくなる。
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