浅野公喜

サスペリア・テルザ 最後の魔女の浅野公喜のレビュー・感想・評価

3.4
「サスペリア」「インフェルノ」に続く魔女三部作を締めくくる作品(かなり間は空きましたが)。

ローマが大騒ぎと言いながら実際は超小規模な北斗の拳レベルのものだったり、「チョトマテ~」なんて片言喋るゴスロリメイクの日本人女性、終盤の安っぽい魔女の集会、そしてそれが意外な位簡単に滅ぶ辺りは拍子抜けしますが、描写は三部作の中ではトップクラスで「首絞め」や「ドア」、「目」、「股」、そして赤ちゃんと少々そこまでやるか?という部分まで触れています。また、主人公が人に見えなかったり、母(しかも主役アーシアのホントの母ダリア)の声を聴く事が出来る能力を持ってる所が少し面白かったりします。

美学は少々失われている印象は受けますが、パワーは感じ取れました。
浅野公喜

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