上海十月

壁あつき部屋の上海十月のレビュー・感想・評価

壁あつき部屋(1956年製作の映画)
3.5
信欣三が出てきて「砂の器」と「帝銀事件」を思い出す。顔の印象が抜群の俳優だと思います。小林正樹監督の重要な転換点の作品だ。南方戦線でBC級戦犯の罪のなすりつけ合いによって人生が狂わされた人々を描いている。割と南方の人々からの激しい対日批判感情を描いているところは特筆されるべきである。後の「人間の條件」そして「東京裁判」に続く原点かもしれない。
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