紫亭京太郎

夢売るふたりの紫亭京太郎のレビュー・感想・評価

夢売るふたり(2012年製作の映画)
4.6
女性の心の奥の奥で渦巻くおどろおどろしくも強靭な情念を白日のもとにさらけ出されたら男は為すすべもなくたじろぐしかない。
西川美和監督の“吐瀉物”を調理して再び自分の“吐瀉物”とできるのは松たか子しかいない。女性が覚悟を決めたなら野郎はそれに従わねばならずそれに巧みに乗れるかどうかで男としての“価値”が試されることになる。
ペアとなる男女のあり方について自分の思考思想主義主張を見直す契機となる男と女の物語の問題作!
紫亭京太郎

紫亭京太郎