なんか凄く面白いかと思うと、4コマ漫画的なもののショートエピソード詰め合わせなので普通ではある。まぁでもこれが"普通"と言われた家族(ちょっと時代を感じるけど)劇なのでまぁそういうもんだとも。夫婦がソリに乗ったと思ったら勢いよく飛び出してケーキを登っていくシーン、凄い。あ、ヤバいなこれって分かる。滑り台みたいなところを滑るところの線の描き方？カメラが動いて見え方が違っていく様を再現してるみたいというか。全体的にこんなにシンプルに見えるのに
凄く生き生きしていて、実写のように思える、想像力の余地がある所がマジックのようだった。ラストのスピーチからのメリーポピンズで家族が宙を舞い、カメラが引いていってそこに暮らす街の人々の存在が顕になる。
ここで感動が押し寄せるんですよ！花火も上がって視覚的にもカラフルでこれまでの溜めを一気に発散されて気持ち良い。
この変な家族、どこか既視感あると思えばウェスアンダーソンでした。conveni というフランスのメディアで本作をお気に入りに挙げていた事を思い出す。部分的にではありますが大変楽しめました。ののちゃんがサウスパークのカイルの弟感(目が黒目笑)。
