バナバナ

コレラの時代の愛のバナバナのレビュー・感想・評価

コレラの時代の愛(2007年製作の映画)
3.3
一度はプラトニックで相思相愛になりながらも、結局女性から「勘違いだった」「彼はただの影」と言わしめられた男の一代記。

女性は良いところに嫁いで、倦怠期や多少の波風はあったものの、
「幸せな人生だった」といえる人間らしい人生を送ってきたのだが、
一方、一人の女性を想い続けた男の方も、ずっと修道士みたいな生活を送ってきた訳ではない。
家庭は持たなかったものの、付き合った女性の数は600人を遥かに超え、某脚本家の「春のあゆみ」みたいな日誌まで付けている。
ある意味、ドンファンみたいな人生。

しかし、彼は言う。
「喜びは“生”から生まれる」と。
結局この人、最初から最後までポジティブ・シンキング。
“信じる者は救われる”を貫き通せた彼もまた、「幸せな人生だった」と言えるのだろう。
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