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愛と精霊の家のzoeのレビュー・感想・評価

愛と精霊の家(1993年製作の映画)
3.6
豪華なキャストたちに惹かれて鑑賞しました。メリル・ストリープ、グレン・クローズ、ウィノナ・ライダー、アントニオ・バンデラス、ヴィンセント・ギャロなどなど、こんなに豪華なキャストが共演しているというだけでも見応えは充分にありました。吹き替え版しかなかったのが少し残念でした。

序盤はファンタジックだったけど、徐々に人間臭い話になっていき、エステバンの言動に嫌悪感を抱くようになりましたが、そんな中でもクララはずっと神秘的な存在で、彼女の存在が救いという感じでした。でもきっと、クララはエステバンの悪行を知っていたんだろうな。

邦題からは想像つかないような内容だったので心の準備をしておらず、観ていて辛い気持ちになるシーンもありしました。

ブランカとペドロの純粋で深い愛は、とても素晴らしく、お互いを心の底から愛しているのが真っ直ぐに伝わってきました。

ウィノナ・ライダーもヴィンセント・ギャロも好きなので、ブランカが彼から暴行を受けるシーンは演技だと分かっていても、観ていて辛かったです。

観る前は尺が長いな~と思っていましたが、観た後には人生の始まりから終わりまでをこの2時間弱に収められたのがすごいな~と思いました。
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