あいつ

ロバと王女のあいつのレビュー・感想・評価

ロバと王女(1970年製作の映画)
3.8
チープなメルヘン感が大好きな自分にはツボ映画でした。眠れる森の美女で有名なシャルル・ペロー原作の童話を映画化。本作でもドヌーヴが素敵に歌い、王子様は“ロシュフォール〜”で画家役の“ジャック・ペラン”でした(ロシュフォール〜の延長の様で盛り上がっちゃいます)

原作が童話というだけあって不思議展開でした…突っ込み所を良しとしての鑑賞必須で好みが分かれる作品かな?と思われます…。

バラが喋るメルヘンだったりお約束な展開に安心して見れると思いきや、夢の世界に“乾電池”なんて言葉が出てきて突然シニカルな笑いを誘います。

個人的に盛り上がった所は…ロバの皮を被ると皆から蔑まれるというシュールな空気感と王に作らせた“空のドレス”の模様が動くアイデアが面白いです。あと、ドレスでお菓子作りのシーン!(とても素敵です‼︎)

最後のヘリコプターは一気に現実に戻されるビックリ演出でした 笑。