1970年代特有の過剰なまでに作り込まれた衣装や美術によって、本作は終始“現実からわずかにズレた世界”を生み出している。
物語自体は淡々と進行し、感情を大きく揺さぶるような劇的展開は少ない。しかしそ…
ペロー童話の視覚化をミュージカルでやるというのに留まらない、変なことをしようというエネルギーを感じた。青の王国の従者たちは気狂いピエロにしか見えなかったし、仮面舞踏会のシーンはジョルジュ・フランジュ…
>>続きを読む個人的には「どういう教育を受けたらそういう考えが生まれるのかしら」というリラの妖精の言葉がこの映画の全てだと思う。
最終的にリラの妖精は知性の象徴として導くだけでなく、身代わりとして機能する。
他に…
空の色、月の色、太陽の色のドレス。
そんなドレスが出てくるだけで夢とロマンがありすぎる。
実際には一回も喋ったことすらなくても、絶対的に「愛♡」ってなっちゃうのはメルヘンではなくてビジュアルの力だ…
目が眩むような衣装や美術、演出によるメルヘンな世界観に、常に視覚を刺激される。
"見る"ことの楽しさに全振りしたような映画。
やはりメルヘンは突き詰めると独特の恐ろしさが出てくるなぁと思いました。
…
中沢新一の『人類最古の哲学』で世界中に存在するシンデレラ物語のヴァリーションの話が出てくるが、これもまさにそれ。
学生時代、たまたまこの本を読んで、知らずにこの映画を見てびっくりした記憶。
ある意…
(c)2003 Succession Demy