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ロバと王女のharuのネタバレレビュー・内容・結末

ロバと王女(1970年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ツッコミどころ満載ファンタジー。

愛する王妃を失い、嘆き悲しむ王様。「私より美しい人と再婚してください」というハイレベルな王妃の遺言を守ろうとして、ついに見つけた嫁候補はなんと自分の娘でした。

あらすじがぜんぜんメルヘンじゃないんですが、雰囲気は終始しっかりメルヘンしてました。父親から求婚された王女は一瞬驚くものの、まさかの若干受け入れ体制。「アンタ、どんな教育受けてきたの?」と至極真っ当な発言をする妖精に従い、結局王女は家出します。その際なぜか変装と称してくっさいロバの皮を被らされ、なぜかしゃべる度に蛙を吐き出すオバサンに雇われることになりますが、なぜかそこにやってきた王子と恋をします。王女に出会った王子はテンションMAXで「アムール~♪」と力強く歌い上げるにもかかわらず、なぜか即ご帰宅。その後草食系王子は恋の病にかかり、夢で王女に会う。ここから完全にコメディです。ファンタジーなんですから愛を語ってください。突然テーマが「やりたいことやろう!」に変更され、酒とタバコとお菓子のドカ食い、さらには野原で仲良くでんぐり返し。最強に笑えました。
そしてラストは急展開。王女と王子の結婚は良いんですけど(原作だと王女はパパと結婚してた気がする)、パパと妖精が再婚してた!何だよ妖精、狙ってたのかよ!

まとめると、女はやっぱり顔ってことです。
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