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007は二度死ぬのJunのレビュー・感想・評価

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)
3.5
警備員が侵入者ボンドに対して銃をぶっ放す日本て国、なんて恐ろしい…。等とリアリズムの観点から粗を書き連ねたらキリがない、日本が舞台のツッコミどころ満載なシリーズ5作目。娯楽作に振り切れた感はあるが、細かいことはいいのです。ショーン・コネリーと丹波哲郎が同じ画面内で並んでいるのを観るだけでもう楽しい。まるでそれぞれ異なる世界に生きる人物たちの邂逅を目の当たりしているようだ。

特筆すべき点としては、忍者道場と化した姫路城はユニークで必見。そして忍者部隊が火口基地に突入するクライマックスのシークエンスは、豪華なセットも含めて大掛かりで迫力満点。また武装オートジャイロ「リトル・ネリー」の空中線も、シリーズを代表するアクションシーンの一つと言っていいかもしれない。総じてふざけた作風ながら見所の多い作品。日本人に変装した猫背なショーン・コネリーも拝めます。どう見ても日本人じゃありません。笑
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