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レイダース/失われたアーク《聖櫃》のyasuのレビュー・感想・評価

5.0
インディージョーンズ・シリーズ、で唯一劇場で観ていない『レイダース/ 失われたアーク《聖櫃》』が午前十時の映画館でリバイバル上映されていたので鑑賞。以降のシリーズ作は全て公開当時に劇場で観ている。

やはりというか当然というか、この一作目がシリーズ中一番面白いし完成度が高い。
スピルバーグの作品の中でもトップ5くらいの出来なのではないだろうか。

改めて鑑賞してみて、スピルバーグは見せ方が上手いなぁと痛感する。むしろ最新の作品よりもこの頃のほうが上手いじゃないかと思うくらい。発掘シーンのモブシーン(群衆シーン)とか、CGで水増しした昨今の映像なんかよりも、圧倒的な躍動感があって凄い。しかもこれが、予算少ないから規模を小さくしての映像っていうのも驚き。馬とトラックのチェイスシーンも合成とかじゃないから、抜群に臨場感があって素晴らしい。オカルトガジェットが、十戒の石版が収められていた聖櫃というのも、絶対にそんなものあるはずないのだけど、絶妙にリアルに感じるという、いい塩梅な設定なのもいい。

そしてUボートに乗り移るシーンは何度も見ても高揚する。このシーンを最初にみたときに、楽しすぎて泣きそうになったものなぁ。こういうところは本当にスピルバーグは巧いなぁと思う。
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