男はくらいよ監督さそり

荒馬と女の男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

荒馬と女(1961年製作の映画)
4.0
クラークゲーブル、マリリンモンロー、モンゴメリークリフトの豪華共演作品にして全員の遺作という呪われた映画と言われている。
モンローはどこか寂しげ。殆どサービスカットの様な水着シーンと尻振りシーンが当時のセクハラ感。
ゲーブルとイーライウォラックがダンス踊ったり抱きついたり物凄く喜んでるのが伝わる。
何か一人の女に振り回される西部の男たちの悲惨な話にも見えるが、モンローの役はセクハラ受けながらも動物愛護を貫くフェミニストの走りにも見える。
当時としては革新的な動物愛護映画だったのでは?
そして荒馬の捕獲シーンやロデオや複葉機シーンのダイナミックな撮影とスタント。スタントマン怪我してないのか?
ゲーブルのシーンはスタントマンでなく、本人が演じててかなり苦しそうだったが撮影後に無理がたたって死亡との事。モンローと恋愛関係だったので無理したのが画面から伝わる。
アーサーミラー(モンローの夫)の繊細な脚本とジョンヒューストンのダイナミックな演出が上手い具合にバランス取れてる。セルマリッターは相変わらずのおばさん感で画面を和ませる