デニロ

花と嵐とギャングのデニロのレビュー・感想・評価

花と嵐とギャング(1961年製作の映画)
2.5
1961年製作公開。原作藤原審爾。脚色佐治乾。監督石井輝男。主演高倉健、共演鶴田浩二。

クエンティン・タランティーノが大好きでビデオ屋で働いていた頃何度も観て、こんないい加減な脚本でいいんだと自信を持った作品(多分)。ラストなんて全員集合で大銃撃戦。いい加減だなぁ。

高倉健、鶴田浩二の役名がそれぞれスマイリー健、香港ジョー。このふたりもいい加減な演技でお茶を濁している。というより、高倉健は台詞を言っているだけ。何故か神戸の親分佐々木孝丸にため口をたたいている清川虹子の迫力たるや。

高倉健を尻に敷いている小宮光子という女優さん。佐々木孝丸に美人だと言われていたけれど、線の崩れたキツメのおばさんにしか見えなかった。名前も知らなかったので検索したら、1962年に自殺している。享年25歳。え、本作撮影時は24歳だったということですか。今どきの24歳とは大違い。元祖ズべ公のヒロインだったとか。70本超の出演作が残っています。

神保町シアター 生誕100年記念 映画に愛された小説家・藤原審爾の世界 にて
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