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まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯のbluetokyoのレビュー・感想・評価

3.1
前作のまむしの兄弟 懲役十三回があまりにもグダグダだってので、設定は現代に戻して、キャストもテコ入れした。殿山泰司さんと渡瀬恒彦さんである。とくに殿山泰司さんの登場で、がらっと変わり、なにかしら本格的な感じがするからすごい。

簡単にあらすじ。
政太郎がムショから出てきた。迎える勝次。
同時に矢東会の山崎も出所してきた。いきなりライフルで狙撃される。面白そうなので政太郎、勝次は追いかけるが逃げられた。

さっそく、セックスでもしようかと思ったが肝心のカネがない。
いろいろと尋ね歩くうちにおかめ横丁に辿り着いた。
相手をしてもらおうとしたがカネがないので、用心棒が出てきた。用心棒は、おじいさん二人組、まむしを名乗っていた(殿山泰司さん登場)。

これはあかん、とさまよう政太郎と勝次。矢東会の山崎に呼ばれて、おじいさんまむし二人組は、悪いやつや、懲らしめてんか、と騙されて、おかめ横丁に嫌がらせを行う。

おかめ横丁のお藤が登場。政太郎と勝次を説得。
つまり、矢東会と矢東会のフロント企業、東栄建設は、おかめ横丁の住民を追い出し、再開発をしようとしているのである。
政太郎と勝次は、おかめ横丁に住むことにした。まむし兄弟が二つである。協力するわけではないが。

ひょんなことから暴走族みたいな若者、リキと知りあう。なんと、リキは、冒頭で、山崎を狙撃したやつだった。兄を殺されたので、その復讐のためと語っていた。

そんなことをやっていうちに矢東会+東栄建設は、おかめ横丁を重機で破壊し始めた。政太郎と勝次は居座り続けたが、住居不法占拠で警察に捕まり連行されてしまった。

リキは単身で山崎を再び狙撃するが捕まってしまう。おじいさんのまむし(殿山泰司さんの方)は刺し殺される。

政太郎と勝次が警察から出てくると、もはや、おかめ横丁は破壊された後だった。

政太郎と勝次の堪忍袋の緒が切れて、矢東会+東栄建設に殴り込みを掛ける。

捕らえられていたリキもダイナマイトで自爆して加勢する。全員刺し殺す。

まあまあな感じだが、渡瀬恒彦さん演じたリキは浮いた感じで終わってしまった。
実は、おじいさんのまむし(殿山泰司さんの方)は、おかめ横丁のお藤の父親だった、というのもあまり活きてはいない。
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