2025年3月24日 13:40~ テレビ東京 吹替え
話的には、どこにでもあるような銀行強盗ネタで凡庸であるが、とにかく、せわしないというか、始終いろんなことが起こって慌ただしい。しかも、つねに、緊迫感に包まれている。銀行強盗の犯人が逃げるのだが、重症患者を乗せた救急車なので、いやがうえにも切迫感がマックスなのである。そこに加えて、銀行強盗の兄弟というのが、血のつながっていない兄弟なのだが、強いきずなで結ばれている。しかも、兄貴は悪党だが、弟は善良だったりする。兄弟の話はいいとしても、ほかはもう少しシンプルでよかったかもしれない。
簡単にあらすじ。
主人公のウィリアムの妻はガンになった。だが、治療費がない。どうしよう、そうだ、兄貴のダニーに頼んでみよう、やばいヤツだが、いまは、頼めるのはヤツだけだ。
ということで、ダニーのところへ行くとさっそく銀行強盗。
ダニー一味+ウィリアムで銀行に押し入るが、やっぱり、失敗。銃撃戦になる。
銃撃戦に巻き込まれて、警察官のザックが負傷。救急車が到着。ザックを乗せたところに、ダニー、ウィリアムが現れる。
警察包囲網を突破するには、これっきゃねーよ、ということで、ダニー、ウィリアムは、救急車をジャック。首尾よく警察包囲網を突破した。
だが、すぐにバレて、パトカー、ヘリの追跡を受ける。
もうこうなったら、警察官、ザックと救命士、キャムを人質にするしかない。
逃走を続けている途中、ダニーは知り合いのギャングのボス、パピに助けを求める。助けてもらったら、強奪したカネの半分をやる、ということだ。
パピ一味のアジトに逃げ込み、助かった、と思ったのも束の間、パピが、ごちゃごちゃ言い出す。
これじゃあ、ぜんぜん、埒があかねー、ということで、ダニーとウィリアムは、パピ一味と銃撃戦。
救急車に戻ったとき、キャムは、パピ一味と間違って、ウィリアムを撃ってしまう。
やべーよ、本当に病院へ行けや、ということで、救急車は病院へ。病院へ着くと、ダニーは、キャムを盾にして脱出を図る。
だが、ウィリアムは、そんなダニーを射殺する。兄貴、もう、ムリだよ。
ダニー、すまなかった、ウィリアムよ、巻き込んでしまって、ダニーは息絶える。
というわけなんだけど、こうなると、パピ一味は、完全に浮いた存在になってしまう。さらに、救命士、キャムも主人公の扱いなのだが、やはり、浮いた存在だ。