るか

黒い罠のるかのレビュー・感想・評価

黒い罠(1958年製作の映画)
4.4
有名なオープニングシーケンスを見るためにと、気軽な気持ちで見たのだがオープニングだけなく、100分間の間何度も何度も鳥肌の立つような決め絵があり、素晴らしかった。
オープニングはシンプルにどうやって撮ってるのか知りたい。最初は滑らかなワンカットだな、程度に見ていたのが急に道路を上から見下ろすような構図にシームレスに変わり一瞬ドローンで撮っているのかと思うほど。(当時そんな技術はないのだが)
ストーリーも単純な犯人vs警察ではなく、どちらのサイドにもグラデーションをつけたり、ローカルのギャングが出てきたりなど町一つの中と非常に狭い世界観なのにも関わらず多層で面白味のある世界になっていたなと。
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