黒い罠の作品情報・感想・評価

「黒い罠」に投稿された感想・評価

とり

とりの感想・評価

3.5
『市民ケーン』のほうが面白いし画期的!遥か前にDVD買って見たことあったよに付けるの忘れてた、それはきっと好きじゃないから。
デブデブしいオーソン・ウェルズの悪役な怪演と冒頭の長回しで有名だけど、筋自体ははそんなに面白くない印象のノワール。けど名作なので一度くらい見ておくといい。そして勉強するなら何度も。
見た当初ごめん、ぼくシネフィルじゃないから、、って感じだったけど、今見直したら少し違う感想持つのかな。
ageless505

ageless505の感想・評価

4.5
オーソン・ウェルズの鬼作フィルム・ノワール!
アメリカ・メキシコ国境の町で起こった乗用車爆破事件をめぐって、反目しあう両国捜査関係者の息詰まる騙し合いや、マフィアとの癒着や不正捜査など腐敗した警察内部の実体を描くクライム・サスペンス。

撮影監督は同監督「ストレンジャー」でもタッグを組んだ奇才ラッセル・メティ、冒頭の超強烈なロングショットを始め、独特な視点の位置やカメラ回しで、Oウェルズの映像美学を輝かせます。

Oウェルズ演じる不正と汚職にまみれたアメリカ側の巨漢刑事と、メキシコ人麻薬捜査官役のチャールトン・へストン始め、脇役ながら圧倒的存在感マレーネ・ディートリッヒなど、キャラが立った登場人物たち。(多すぎて話が追いにくいほど)

とにかく音楽と映像の絡み具合や、場面の切り替わりのタイミングなど、Oウェルズのこだわりのクセがすごい。藤子不二雄は「どこでもドア」の着想を本作で得たんでは?と感じさせるようなドアの開閉で場面転換するカット割り、など。

余談ですがマフィア・グランディ一味の若頭(ゲジ眉の男)が、夢の中に出てくる男「This Man」に見えてキモ怖い。。
のん

のんの感想・評価

3.3

オーソンウェルズのフィルムノワール。

メキシコ人ギャングのグランディのユニークなキャラクター(まさかのカツラ設定で唐突に笑わせる)とか、モーテルの異様な雰囲気など面白いし、もちろんオープニングを始めとした映像センスに音楽は一見の価値あり。
ストーリー全体としてはスムースとは言い難い感じなのが残念。







以下余談


オーソンウェルズに関するドキュメンタリー(『オーソンウェルズ映像の魔術師』)を観た後なので、散々に苦境に立たされ勝手に編集されという監督自身の背景が頭を過ってしまいひいき目です。

この映画で編集された部分とオーソンウェルズ自身の要望を反映させた修復版(劇場版は見てません)との違いについて、ドキュメンタリーで説明されてた以外にもWikipediaには逸話が書かれてます。ご興味のある方はそちらを。

で、私自身この映画のオープニングを見て圧倒されたのは、『アメリカングラフィティ』だけでなく『ウェストサイド物語』や、もしかしたら『ララランド』さえも先取りしてるんじゃない?ってくらいのスタイリッシュさな映像センスと音響のセンス。“音楽をモンタージュさせる”というオーソンウェルズの要望は当初無視されて公開されたらしいのが泣ける…(完全版は死後だもん)。

『ウェストサイド物語』のロバート・ワイズ監督、市民ケーンと偉大なるアンバーソン家の人々で編集担当してたんだって知ったらなおさら「オーソンウェルズのおかげか!」とか思ってしまった。
DKeita

DKeitaの感想・評価

5.0
冒頭もラストも素晴らしく、グランディを絞め殺すところも良かった。
ゆき

ゆきの感想・評価

3.9
白黒サスペンス。最初の場面から事件が起きるかも…と惹きつけられる長回し。掴みはばっちり。
Oウェルズ、とにかく大きい!横にも上にも。ふてぶてしい!

メキシコ警官vsアメリカ警官。やり手2人の捜査の違い。
色んな状況がそれぞれにやってくる。
ほんの数日の間の出来事。

Cヘストンは“ベンハー”の野性的な印象が強すぎて、スーツの警官姿は新鮮。
yadakor

yadakorの感想・評価

2.0
冒頭、手元を映すカメラから引き、車、人を追って、、と数分間の長回しはたしかにすごいんだけど、考えれば考えるほどそれ以上のものではないかな 当時興行的に失敗してカルト化したってのが納得いく
冒頭の長廻しは聞いていた通りやはりすごかった。

オーソンウェルズは「市民ケーン」もストーリーより撮影が印象的だったので、本作も前半はどこへ向かっていくのか予測が付かなかった。

物語の主軸が爆破犯の解明ではなく、内部での対立と鮮明になったあたりからは非常に面白かった。
これぞカメラワークの妙!
今の時代においても斬新でスタイリッシュな映像


市民ケーンでは自分にとって疑問を残した技法の数々もフィルムノワールの暗さの下敷きの上では非常に効果的で魅力的だった

そしてこの長回しの大胆さに見惚れてしまった。

オーソンウェルズの映画に対する無邪気さに打たれた。
娯楽と芸術の融合はここまで無邪気じゃないと出来ない
堊

堊の感想・評価

4.1
「あんたがやってることが正しいかどうか確かめようぜアミーゴ」
メキシコ側からアメリカ側に入って来た車が爆発するシーンは、素晴らしい。
その後の展開が楽しみになって来たあたりから、セリフの饒舌さと暗い映像が続き、物語が段々と支離滅裂になっていくあたり、残念。

夫チャールトン・ヘストンの妻ジャネット・リーがホテルで麻薬を打たれて逮捕されるなど物凄い捏造……と物語がドンドンと呆れる展開になっていくのについて行けなくなる。

ただ、この映画で素晴らしいゲストスターとして、マレーネ・ディートリッヒが出演しており、相変わらずの美貌と存在感は見事。
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