チブ夫

黒い罠のチブ夫のレビュー・感想・評価

黒い罠(1958年製作の映画)
4.3
粋。オーソンウェルズの粋。
コッテコテのアメ車も、彼らの立ち回りもカメラワークも、裏返すと今ではありきたりに見えてしまうようなその全てが粋。

クライマックスがやっぱりカッコ良すぎる。全編カラーの今では生み出せない闇の表現力。
チャールトンヘストンが滲ます、人為の領域を軽々超えた渋み。オーソンウェルズのわかりやすい悪キャラオーラ。ハリウッド映画とはかくあるべきという手本を示すような一本。
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