Kuuta

黒い罠のKuutaのレビュー・感想・評価

黒い罠(1958年製作の映画)
3.6
映画史に残るオープニングの長回しサスペンス→メキシコギャング対チャールトン・ヘストン夫妻→オーソン・ウェルズの刑事物→真犯人探しのミステリー→マリーネ・ディートリッヒが全部持ってくラスト。筋がかなりあっちこっち行くので付いていくのが大変だった。

冒頭の勢いがずっと続いていたら物凄い映画だったんだろうけれど…。ヘストンの奥さんがじわじわと事件に巻き込まれていく不気味な雰囲気や、ウェルズの狂気染みた熱演も良かったが、今の感覚からするとお話としてはパンチ不足。撮影技術は当時の最高峰だろうし、後世への影響はビンビンに感じられた。72点。
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