1966年 ウィリアム・クライン脚本/監督
音楽: ミシェル・ルグラン
ジャン・ヴィゴ賞 受賞
フォトグラファーとして有名なウィリアム・クライン。
彼が関わったファッション、メディア、TV業界を刺激に製作されたという、これぞ60'sワールド。
毎週1人の人間を取り上げるフランスの「お前は誰だ？」という架空の番組。
今回はNY生まれでパリで活躍するトップモデルの「ポリー・マグー」にフォーカスという設定。
番組ディレクター・グレゴワール（ジャン・ロシュフォール）と制作スタッフがポリー・マグー（ドロシー・マクゴーワン）を追う中、遠く離れた小国の王子（サミー・フレイ）はポリーの雑誌等の写真を見て王妃に迎えることを夢想している。
王子はポリーに会いにパリへ向かい、王子の母の指示を受け見張り役の男2人も王子の後を追う。
一方、番組の取材で関係を深めるグレゴワールとポリー。
王子の夢は実現するのか？・・
監督がフォトグラファーという事もあるのか、シーンや展開がブッ飛ぶ&セリフ多め&社会批判/アメリカ批判あり&妄想あり...と要素がこんがらがる感じでちょっと疲れました。監督は存分に楽しんだんでしょうけど。笑;
冒頭のアルミ素材を使ったファッションショー（今見ても斬新）、60'sなファッションとアイメイクがキュートなポリー、グレゴリーとポリーの心理テストのシーン、王子の妄想、見張り役男2人のウザい感じ..が楽しかったです。
エンド・クレジットのイラストは、『ファンタスティック・プラネット』の作画/脚本/監督のトポール（topor）さん。これもいい味でした。
