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若ノ花物語 土俵の鬼のjunのレビュー・感想・評価

若ノ花物語 土俵の鬼(1956年製作の映画)
3.4
若貴兄弟の叔父でもある初代若ノ花の半生を描いた伝記映画。若ノ花が現役バリバリの時に製作されしかも本人自らが主演するという今では考えられない状況に驚かされる。また長男を不慮の事故で亡くし祭壇の前で泣き崩れるシーンが出てくるが映画の封切り時期から考えると実際の事故から数か月ほどしか経っていないはずで、そんなシーンを自ら演じる若ノ花の心中察するに余りある。そして個人的にはこの作品には思い入れがあって、作中数シーンが自宅の近所でロケされていて自分が生まれるはるか前の自宅周辺の風景がチラッと見られるのがうれしい。
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