短いこま撮りアニメのオムニバス集です。
『こまねこ はじめのいっぽ』
アニメをつくっている過程をアニメにしてあって、作り手の姿が目に浮かぶ微笑ましい話し。一番好きかもしれない。
『カメラのれんしゅう』
8ミリのファインダーを覗いて、撮影に夢中になるあまり、周りが見えなくなった情景を描いたコメディ。
ファインダー越しの狭い世界に没頭しているからこそ、すべてを忘れられて気持ちいいんですけどね。気がつくと、笑われている、というのはよくある話しです。
立体なものと、半立体なもので構成され、作り手の個性が別れるので、メリハリがあります。
手間暇かけて作ってあるので、見飽きにくく、つい周回してしまう。
中には感心させられるほどの力作もあって、満足度もそれなり。
幼い頃の柔らかな気持ちを思い出させてくれる、暖かな作品集です。
