自殺願望の強い19歳のハロルドと、79歳の破天荒おばあちゃんモードの恋愛・・・
って、普通に考えたらありえないあらすじに惹かれて観たけど、めちゃくちゃセンスあるれっきとしたラブストーリーであった。
もっと説教じみた真面目なお話かと思っていたら、ハロルドの、次々と繰り広げられるまるで手品のような狂言自殺に毎度びびらされるし、人生楽しみすぎて元気なモードばあちゃんの暴れっぷりには唖然とするかなりワイルドなエピソードがてんこ盛り。
しかし、ただふざけてるわけではない。
ラストに向かいまたもや想像だにしない2人の切ない展開には涙。
ありえないと始めは思っていたとんでもない年齢差の2人のロマンティックなシーンでは本当にモードが19歳の乙女のように見えてしまうくらい可愛かった。
これを邦画でやるなら樹木希林さんなのかも。
モラルとか常識に縛られて色々言いたいこと、やりたいことを我慢していたらあっという間にきっと年をとってしまう。
このモードの選択が正しいとは言えないけど、私もずっと笑ってやりたい事はやりきってあとは幸せ絶頂であの世に旅立ちたい。
