Aoyoao

MのAoyoaoのレビュー・感想・評価

M(1931年製作の映画)
4.3
少女ばかりを襲う連続殺人犯と、
犯人探しに奔走する市民、警察の一部始終を描くフリッツ・ラング監督、初のトーキー作品。
本作は犯人探しのサスペンス要素よりも心理描写や人間のエゴや焦燥感に焦点をあてているのが特徴。
エンディングのメッセージ、娘のいる親には痛切。

逃走劇の部分で、心理描写の秀逸さと合わせて、コミカルな要素もあるのが、
本作のその後に繋がっているかもしれない。

全くストーリーと関係ないが、犯人役が目力も含め、佐藤優に似ていて気になった。
Aoyoao

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