どーもキューブ

ならず者のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

ならず者(1964年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

石井輝男の健さん無国籍ギャング


石井輝男監督傑作ギャング映画。

香港、マカオ、横浜を舞台に殺しの依頼を受けた健さん 

不可解な殺害動機を巡り3都市を巡る物語。

謎の娼婦密売人石井組三原葉子

珍しいそしてチョー可愛すぎ加賀まりこ

そして一番美しく強烈な印象を残す南田洋子、娼婦です。

彼女と健さんのシーンで強烈なシーンが有り必見。

丹波哲郎の香港ボスも見せ場有り。

粋な言葉使いで健さんが妙に垢抜けた言葉を使います。(ドスを聞かしてないので妙)

無国籍なかんじ、香港、マカオの風景

ならず者の健さんがハジキ一つで暴れ回ります! 

2008年11月レビュー

追記
あーDVD欲しい!

ヤクザ映画ムック本からの出会い。70年代東映作品郡との出会いの入り口に出会った作品。

ビニールがけの東映ビデオだった。

石井輝男のギャングものの中でもギョッと驚かされた。

物語は、一見健さんのギャングなのだが、

登場人物の不可思議な魅力人物の応酬

異国での
はきだめたならず者、健さんが
闇のボスと妙な出会いがおりなす
石井フィルムノワールの完成形
「ラインシリーズ」で培った石井ギャング物が、本作で完結したような気がした。石井本(石井輝男映画魂)を読んで再認識した。

ここらへんは、三池崇史のテイストすら感じる。三池監督の哀川ギャングものにも感じるのと同様だ。
ていうか、三池ギャングは、石井ギャングからはみ出そうとしているようにも見える。

ならず物健さんの異国ギャング

石井輝男ファン!
健さんファン!
ぜひ!
どーもキューブ

どーもキューブ