このレビューはネタバレを含みます
ジャームッシュのパターソンのカップル
2017年
脚本監督ジムジャームッシュ
初期作品は見たけどほとんど忘れた。
「パーマネントバケーション」とか、「ダウンバイロー」とか、「ゴールキーパーの憂鬱」(これは普通な憂鬱なコメディ映画でびっくりしたけど、超らしくない映画でした 、だから好き、)とか。
前から見たかったシリーズ。SNSで好評の感想多。「デッドドントダイ」のアダムドライバー。 レンタルDVDで見てみた。
なんとなく、ジャケット写真からは想像してたけど、まさかとは思ったけど、「パーフェクトデイズ」にちょっと似ていたというね。内容全然違うし、曜日区切ってないけど。
パターソンという町のバス運転手、アダムドライバーの1週間というわかりやすいラブストーリー。
アダムドライバー。常にノートを持ってる。
バスの運転手のアダムドライバー。「パターソン」という都市のバスドライバーだ。ノートになんかを書いている。どうやらポエムらしい。
詩がまさにジムジャームッシュらしくて、全編を飾るポエジー。画面に書かれ本格的。これもこだわりの部分らしい。
最初はマッチ箱が素晴らしいという詩だった。
彼女はどうやら家にいる。バザーに出す料理を 作ったり、家にペンキを塗ったりしている。
この彼女役の方がよかった。どこの国の人だろ。黒が好きで、部屋をペイントしていた。
そこにアダムドライバー が弁当持って帰ってくくる。話す、犬の散歩に行く、バーで飲む、終わり、二人で寝る。そんな毎日を描く物語だ。カーテンが視力検査のアレみたいだ。黒い円形な模様がいっぱいのカーテンだ。
アダムドライバーは、あまり彼女をなんかいわず、なんだかウマそうじゃない料理もいいねと言っていた。
ブルドッグ?カンヌでは、 賞を受信したとか。ポストを揺らしたde賞だね。
ポエマーの少女との出会いもあり。近所の
バーでも出会いとポエジーとパターソン談義をする。
確かふたりで「アーボットとコステロのフランケンシュタインの巻」をみていたはず?!日本じゃ鬼レアソフト。
バスのシーンの会話シーンなんて、まんまジャームッシュのオムニバス映画に切り替わる。
バス会社のインド系上司との会話がサイコー。
調子はどうたい?
オゥ 、最悪だよ、嫁さんは、、、ベラベラベラベラと続く不平不満。
ラスト重要な役で、永瀬正敏が登場。
なんだチミは?みたいなアダムドライバーに永瀬さんの対応が!!
ラストも含めあまりにもわかりやすく、まとまったジャームッシュて、よかったなあ。
さて
ジムジャームッシュ のとあるパターソンのカップルの1週間
素晴らしく好きになりました。
フィルマークス追記
こういう作品でベタベタにしないのがジャームッシュらしいよね。起きても仕事のアクシデントとか酒場の痴話喧嘩とかにかぎる。過剰にならざるところをあっさりがジムジャームッシュ。ウディ・アレン、スパイクリーとは大違い。
セックスどうのとか
差別がどうのとか
ミートゥどうのとか
嫁姑問題とか
デタッチメント問題とか
ノーコミュニケーションとか
昭和は古い、昭和は老人とか(該当)
一切なし
ジムジャームッシュまだ何作か見てないんでみたい。あとまわりまわって「ストレンジャーザンパラダイス」を見直したいなあ。中学でみてもわからんて、話、ザンパラ、兄貴がダビングしてた。ベータビデオの話ね、ソニービデオね。