どーもキューブ

パターソンのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

パターソン(2016年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ジャームッシュのパターソンのカップル


2017年
脚本監督ジムジャームッシュ


 
 

初期作品は見たけどほとんど忘れた。

「パーマネントバケーション」とか、「ダウンバイロー」とか、「ゴールキーパーの憂鬱」(これは普通な憂鬱なコメディ映画でびっくりしたけど、超らしくない映画でした 、だから好き、)とか。

前から見たかったシリーズ。SNSで好評の感想多。「デッドドントダイ」のアダムドライバー。 レンタルDVDで見てみた。




なんとなく、ジャケット写真からは想像してたけど、まさかとは思ったけど、「パーフェクトデイズ」にちょっと似ていたというね。内容全然違うし、曜日区切ってないけど。

パターソンという町のバス運転手、アダムドライバーの1週間というわかりやすいラブストーリー。

 アダムドライバー。常にノートを持ってる。

バスの運転手のアダムドライバー。「パターソン」という都市のバスドライバーだ。ノートになんかを書いている。どうやらポエムらしい。

詩がまさにジムジャームッシュらしくて、全編を飾るポエジー。画面に書かれ本格的。これもこだわりの部分らしい。

最初はマッチ箱が素晴らしいという詩だった。

彼女はどうやら家にいる。バザーに出す料理を 作ったり、家にペンキを塗ったりしている。
この彼女役の方がよかった。どこの国の人だろ。黒が好きで、部屋をペイントしていた。

 そこにアダムドライバー が弁当持って帰ってくくる。話す、犬の散歩に行く、バーで飲む、終わり、二人で寝る。そんな毎日を描く物語だ。カーテンが視力検査のアレみたいだ。黒い円形な模様がいっぱいのカーテンだ。

アダムドライバーは、あまり彼女をなんかいわず、なんだかウマそうじゃない料理もいいねと言っていた。

ブルドッグ?カンヌでは、 賞を受信したとか。ポストを揺らしたde賞だね。

ポエマーの少女との出会いもあり。近所の

バーでも出会いとポエジーとパターソン談義をする。

確かふたりで「アーボットとコステロのフランケンシュタインの巻」をみていたはず?!日本じゃ鬼レアソフト。

バスのシーンの会話シーンなんて、まんまジャームッシュのオムニバス映画に切り替わる。
バス会社のインド系上司との会話がサイコー。
調子はどうたい?
オゥ 、最悪だよ、嫁さんは、、、ベラベラベラベラと続く不平不満。

ラスト重要な役で、永瀬正敏が登場。 
なんだチミは?みたいなアダムドライバーに永瀬さんの対応が!!


ラストも含めあまりにもわかりやすく、まとまったジャームッシュて、よかったなあ。



さて
ジムジャームッシュ のとあるパターソンのカップルの1週間
素晴らしく好きになりました。



フィルマークス追記
こういう作品でベタベタにしないのがジャームッシュらしいよね。起きても仕事のアクシデントとか酒場の痴話喧嘩とかにかぎる。過剰にならざるところをあっさりがジムジャームッシュ。ウディ・アレン、スパイクリーとは大違い。

セックスどうのとか
差別がどうのとか
ミートゥどうのとか
嫁姑問題とか
デタッチメント問題とか
ノーコミュニケーションとか
昭和は古い、昭和は老人とか(該当)
一切なし

ジムジャームッシュまだ何作か見てないんでみたい。あとまわりまわって「ストレンジャーザンパラダイス」を見直したいなあ。中学でみてもわからんて、話、ザンパラ、兄貴がダビングしてた。ベータビデオの話ね、ソニービデオね。
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