ジャンリュック

007/オクトパシーのジャンリュックのレビュー・感想・評価

007/オクトパシー(1983年製作の映画)
4.0
この秋、007日本公開60周年を記念して、シリーズ中10作品が4Kレストア版で全国公開される【BOND60】
『女王陛下の007』を皮切りに1作品ずつ発表されてきた全10作品を見ると‥

ロジャー・ムーアが少ない😔

歴代最多7作品でボンドを演じた人なのに、今回の上映は『私を愛したスパイ』の1作だけ。

うーん、彼のボンドって、最近のダニエル・クレイグに慣れると緩く感じるかもしれないけど‥、
当時の時代が求めるエンタメには、あの軽快な雰囲気がたぶん合ってたんだろうな、と思う。

そして彼が「ボンド=コネリー」の高いハードルを超えて、違う味付けで人気を保ったからこそ、60年も続くお化けシリーズになった、とも思う。

そこで、ムーア世代ど真ん中の私ジャンリュックとしては、シリーズ中興の祖にリスペクトを込めて、【BOND60】に勝手に➕して彼の作品を振り返りたいと思います。
第1弾はこれ『オクトパシー』


ムーアにとって6作めのこの作品、久しぶりに観ると、思ってたよりアクションがハード。

トム・クルーズばりの飛行機しがみつきとかこの時すでにやってるし、今や定番の列車上での格闘もたっぷりと。
もちろん本人じゃないけど😁

この頃のスタントクルーって、毎回とんでもないアクションをして、それが1つの売りになってた。まさにプロフェッショナルの仕事。

またその一方で、ムーア持ち味のコミカルなテイストが随所に。

インドでの見どころの1つがオートリキシャ・チェイス🛺『インディ・ジョーンズ』最新作のトゥクトゥクのやつも、この辺が源流かも。

それに、ピエロとか、美女軍団とか‥、これってダニエル・クレイグのボンドでは絶対お目にかかれない😄

そんな、ある意味とてもロジャー・ムーアらしい魅力の詰まった娯楽大作。



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