この秋、007日本公開60周年を記念して、シリーズ中10作品が4Kレストア版で全国公開される【BOND60】
『女王陛下の007』を皮切りに1作品ずつ発表されてきた全10作品を見ると‥
ロジャー・ムーアが少ない😔
歴代最多7作品でボンドを演じた人なのに、今回の上映は『私を愛したスパイ』の1作だけ。
うーん、彼のボンドって、最近のダニエル・クレイグに慣れると緩く感じるかもしれないけど‥、
当時の時代が求めるエンタメには、あの軽快な雰囲気がたぶん合ってたんだろうな、と思う。
そして彼が「ボンド=コネリー」の高いハードルを超えて、違う味付けで人気を保ったからこそ、60年も続くお化けシリーズになった、とも思う。
そこで、ムーア世代ど真ん中の私ジャンリュックとしては、シリーズ中興の祖にリスペクトを込めて、【BOND60】に勝手に➕して彼の作品を振り返りたいと思います。
第1弾はこれ『オクトパシー』
ムーアにとって6作めのこの作品、久しぶりに観ると、思ってたよりアクションがハード。
トム・クルーズばりの飛行機しがみつきとかこの時すでにやってるし、今や定番の列車上での格闘もたっぷりと。
もちろん本人じゃないけど😁
この頃のスタントクルーって、毎回とんでもないアクションをして、それが1つの売りになってた。まさにプロフェッショナルの仕事。
またその一方で、ムーア持ち味のコミカルなテイストが随所に。
インドでの見どころの1つがオートリキシャ・チェイス🛺『インディ・ジョーンズ』最新作のトゥクトゥクのやつも、この辺が源流かも。
それに、ピエロとか、美女軍団とか‥、これってダニエル・クレイグのボンドでは絶対お目にかかれない😄
そんな、ある意味とてもロジャー・ムーアらしい魅力の詰まった娯楽大作。
2019/10/05 BS-TBS
2021/08/13 BS-TBS
2023/08/26 Amazon Prime Video