E.プレスリーは置いといて、今は亡きJ.ストラマーを始め、S.J.ホーキンスやL.トーマス、声だけですがT.ウェイツなどロック ブルース好きはニヤニヤしてしまうメンツが揃っています。
そこに永瀬正敏&工藤夕貴。
なんなんでしょう、この恥ずかしい感じは…。
二人とも50’sアメリカンかぶれの日本人カップルの役どころですが、ちょっとやっぱり笑ってしまいますね。
決して二人をけなしているわけではありません。むしろ、思いっきりイキっている永瀬正敏が正直カッコいいです。
工藤夕貴も、いわゆる体当たりの演技で、世界にアピールすべく気合いが入ってます。
ジャームッシュ作品独特のおとぼけ感が二人のイキリを微笑ましくしているのでしょうか。
三組三様それぞれのストーリーが微妙に交わりそうで交わらず、会話劇が淡々と進んでいく。
盛り上がりもなく、特段おもしろくもないのに観てしまう。それがジャームッシュ作品なんでしょうね。