トカゲロウ

マイティ・ソーのトカゲロウのレビュー・感想・評価

マイティ・ソー(2011年製作の映画)
3.6
ハンマーを振り回すオッサン(神)がホームレスになる話

あれぇ!?これちょっと面白い、、、
SF×神話、宇宙×アメリカの片田舎という発想はどこから湧いてくるのか!?変な映画です。
風変わりな設定なので好みが分かれる映画ですが、私は好きでしたよ!
今作は他のヒーローと違い生まれつき超人(神)の主人公。
しかし、心まではヒーローになりきれていません。
そして、彼は弱くても強い人間を知り成長します。
こういうヒーローのなり方もあるんですね。
アベンジャーズから少し離れた独立作品として観られるので、B級映画好きも楽しめるのではないでしょうか?

神話のシリアスで壮大な世界観と田舎の放牧的で狭い画が妙にマッチしています。立体感を出すカメラワークのおかげでしょう。
また、アベンジャーズシリーズには珍しいキャラの立ったチームメイトたち。ロードオブザリングを思い出しますね!
浅野忠信も出ています。忍者みたいな格好で良い笑顔をしていました(笑)
ヒロインはナタリー・ポートマンですか。毎度ながら、このシリーズのブランド力には驚かされますねぇ。
そしてなんといっても、主人公の笑顔ですよ。
最初は憎たらしい感じなんですが、ヒロインたちと交流した後の笑顔はとびっきり可愛いんですよねー。

アベンジャーズシリーズ全般に言えることですが、今作も人物描写が浅いのと設定がユルユルなんですね。
そして少しストーリーが駆け足気味です。
それが気になる人もいるでしょう。
私も気になる性質なんですが、どう考えても二時間の長尺で無駄なシーンがないんですよね。
つまりこれがベストなんだ!と製作陣があえて切り捨てたのかなと。
観客のことを第一に考えている謙虚な姿勢と捉えましょう。

、、、え?この神様をアベンジャーズに入れるの!?
さすが移民の国アメリカです。
神様までアメリカンドリームの権利を与えるのね( ´∀`)
ちょっとだけ、アベンジャーズ楽しみになってきました!
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