まさなつ

神々の深き欲望のまさなつのレビュー・感想・評価

神々の深き欲望(1968年製作の映画)
3.8
初めて行きました、ラピュタ阿佐ヶ谷。感激です。魅力的な雰囲気の映画館ですね。特集上映の濃さといい、大阪でここに対抗できるのはシネヌーヴォかなぁ〜。

観たのは、「一役入魂〜映画俳優三國連太郎」から、この作品。

いや〜なんちゅう映画や!これ正直な感想。

今村昌平監督の集大成とも呼ばれるこの映画は、日本映画にはあまりないタイプ。とにかく、そのエネルギーに火傷しそう!

舞台は、文明から取り残されたような日本の南の島。海が綺麗。公開当時は、まだ沖縄返還される前かぁ。その島に住む一家の話。
未開地、爬虫類、民間信仰、イタコ、差別、不貞、近親相姦、解放的な性、、なんだかカルトなものが一杯出てくるけど、どこか、人間の根源的な生や、あっけらかんとしたおおらかさがある不思議な世界。

この家族がみんな超個性的。長男を三國連太郎。この人はやはり怪優という呼び方が似合う。おじいちゃんが嵐寛寿郎。ただただ凄い。長男が河原崎長一郎。一番まともだけど、、。知的障害のある長女が沖山秀子。デビュー作にしてパワー全開。

とにかく凄い熱量の3時間に圧倒されました。

圧倒はされたけど、胸焼けもしました^^; ふぅ、疲れた〜!
まさなつ

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