トルナトーレ監督の作品で、まさかこんなに重い話だとは思いもしなかった…。
だがそれ以上に、上手く組み立てられているミステリー。途切れない緊張感と共に、点と線が繋がってくように少しずつ紐解かれていく物語から目が離せなかった。
何が主人公をあそこまで駆り立てているのか。その答えがはっきりと見えてくる後半にはとにかく胸が詰まる。
苦しみと絶望の底なし沼から、微かな希望の光を求めて這い上がってきた人間の鬼気迫るような希望への執着心。
それが女性の人生を通して、容赦なく辛辣に描かれている恐ろしく辛い話。ほんと辛すぎる…
主役の女優さんがまた上手かった
