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警視庁物語 遺留品なしのhummingbirdのネタバレレビュー・内容・結末

警視庁物語 遺留品なし(1959年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

シリーズ11作目。アパートで電話交換手が殺される。

監督撮影は村山新治・佐藤三郎。刑事は前回と同じ。音楽も前回と同じ富田勲で、こちらの作品ではジャズ。

今回はいつも以上に、捜査に徒労が多い。珍しく伏線がある。テーマは30代ぐらいまでの女性の生態。

当時既に結婚相談所あり。お見合いパーティー(社交ダンス)で壁の花の女性がいたり、何人かの女性が悲惨な目に遭う。作り手がどういう思いでこういう内容を描いているのかは、はっきりと分からないが、主任が関係者の女性に上から目線で声を掛けるのが答えだろう(時代を考えると十分すごいとは思う)。

ゲストに木村功。ゲスさがすごくて、つい笑ってしまう。さすがに華がある。

須藤健が聞き込みをしている側を列車が通って、それに合わせてカメラがパンすると、その先に山本麟一が聞き込みしてるカット。電車が出てくるカットはもう一つ(監督?が電車が好きなんだろう)。犯人のアパートの外をカメラが横移動して、カメラが中を移動していた刑事に追いつく場面。

私書箱がある喫茶店が出てくる(前の作品で電話を受けられる喫茶店もあった)。女性のタクシードライバー。
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