理事長

ラスト サムライの理事長のレビュー・感想・評価

ラスト サムライ(2003年製作の映画)
4.3
✒️あらすじ
明治維新直後の日本。政府は軍事力の近代化のため西洋式の戦術を取り入れ、一方で前時代的な侍たちを根絶させようと企んでいた。やがて、政府と発展著しい日本市場を狙うアメリカ実業界との思惑が一致、政府軍指導のため南北戦争の英雄オールグレン大尉が日本にやって来る。彼はさっそく西洋式の武器の使い方などを教え始めるが、ある時、政府に反旗を翻す侍のひとりと出会った時、彼ら侍たちの揺るぎない信念に支えられた“サムライ魂”を感じ取った時、オールグレンは失いかけたかつての自分を思い出していく...


✒️感想
いやぁとてつもなくかっこいい作品だった。

ものすごく好感的だったのは、海外での日本映画製作の時に、よくある「中国ごっちゃ混ぜ」が無かったこと。
しっかり日本の美徳、景色を描くことが出来ているし、見ていて不快感もなく、しっかり再現出来ていたのは凄かった。

トム・クルーズによると、サムライに関する姿勢などの日本文化と自分の人生の指針と重なっていたのだそう。
この作品について物質主義的ではなく、
「人間は肉体でなく、魂の美しさによって認められる日本の概念を伝える作品」だと言ってて益々好感度が高くなった。

トム・クルーズ出演作の中でもハリウッド映画の中でも異色な作品なんだけど、それでもしっかりとした作品に作り上げることが出来るトム・クルーズの努力に脱帽。
トップガンマーヴェリックといいこの作品といい、トム・クルーズの作品はほとんどトム・クルーズの努力が垣間見せる作品ばっかなのは、流石です🤠


✒️作品情報
『ラスト サムライ』は、2003年のアメリカの叙事詩的時代劇アクション映画。

トム・クルーズが演じるのは、第7騎兵連隊のアメリカ人大尉で、個人的・感情的な葛藤から、19世紀の日本で明治維新後に侍たちと接触することになる。この映画のプロットは、1877年の西郷隆盛による西南戦争と、外国勢力による日本の西洋化にヒントを得ているが、映画の中ではアメリカが西洋化を推し進めた主要な勢力として描かれている。
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