くろのにつけ

ラスト サムライのくろのにつけのレビュー・感想・評価

ラスト サムライ(2003年製作の映画)
3.0
主人公のトム・クルーズが日本や武士道に肩入れして寝返って味方になる動機が少し弱い気がしました。
小雪との恋愛もありましたけど、それでも、うーん。あそこまであの村に思い入れるにはちょっと理由が足りないかなと。
若干展開ありきな感じがしてしまいましたσ(^_^;)
戦争のシーン以外は日本文化を表現したかったのか静かな描写だったので、もう少し過程を台詞でハッキリ描いてみて欲しかったですね。

サムライ、ニンジャと海外の日本を舞台にした映画にありがちなツッコミどころは本作にも感じましたが、総合的にはその違和感も許容範囲といえる佳作だったと思います。
殺陣の見せ場も多く、時代劇といったら殺陣が第一な私はアクションシーンが良かったので結構満足でした。
銃に向かって騎馬隊が特攻していくシーンはスローモーションの演出で見応えがありました。

個人的にはKEN WATANABEより、武骨な真田広之の役が印象に残った作品。
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