クリストファー・ノーラン、2005年。
公開時以来かしら、前回いつ観たのか忘れてしまったくらいに久しぶり。
ノーラン・バットマン3部作の第1章。
バットマンの誕生秘話でジョーカーはまだ出て来ない。
これはキャストが最高に楽しい。
ブルースはクリスチャン・ベイル。
アルフレッドにマイケル・ケイン。
他に、リーアム・ニーソン、ケイティ・ホームズ、モーガン・フリーマン、(善人の)ゲイリー・オールドマンに、渡辺謙!(なんだかなぁの役だけど)。ルトガー・ハウアーもいる。
今となっては、キリアン・マーフィーが重要な役を担っているのが目を引きますね。
オッペンハイマーになるまで後19年と。
マイケル・ケインのアルフレッドが私は一推し。
出て来るとテンションが上がる!笑
ブルースとの関係が心地良いなぁ。
ゴッサムでのカーチェイスや爆発や闘いは面白いし、バットマンになるまでの実装準備期間も面白い。
しかしあの修行タイムだけがタル過ぎる。いや、欧米のキッズ達は食いつくんだろうけど、何だかスター・ウォーズにしか見えないし。
闇と光、恐怖を乗り越え、己が恐怖そのものになる。
みたいな東洋的な精神論、に関する表現はベスト・キッドと変わらない気がする。
(ベスト・キッドは好きだけど)
本作でブルースがバットマンになるのは、両親が殺されてから14年後。
トッド・フィリップス監督の『ジョーカー 』と世界線が繋がっているなら、
両親殺害
→2年後がフォリアドゥ
→その12年後にバットマン誕生
→ジョーカーが現れ、バットマンとジョーカーの闘いが始まる
(ダークナイトやティム・バートン版、その他のバットマン・シリーズ)
という感じでしょうか。
ここで現れるのが、ヒース・レジャーやジャック・ニコルソンのジョーカーって事ですね。
各シリーズを繋げるのは余り意味がなさそうだけど、観てたらちょっと整理したくなりました。
汚職と犯罪、貧困の溢れるゴッサム・シティ。
いつか光は満ちるのか、注目です。