石像のツッコミで笑わせる雰囲気が現れる。とはいえ、以降どこで笑えたか忘れたけど。祈祷からの賭け事のとこはそんなに来なかったし。スナイパーは笑えた。
あっ、ブニュエルのキリスト教って攻撃対象ではなくあくまでからかう程度の笑いなのかなと思った。
さて『皆殺しの天使』辺りを思い浮かべると、不条理劇ってより初期のシュールさのほうが感じる。もちろん真に迫った不毛でなく人類の営為の空虚さを夢を具現化させた形で描いたってところでは不条理劇なんだろうけど、むしろ『黄金時代』辺りに近いと感じたのです。
誰でもできる気はするがシームレスな連鎖という工夫(普通に2人1役とかのが彼らしいじゃん)やSMに歳の離れた親類との倒錯したエロスというフランスブニュエルっぽいとこもあり、妙な総括感。
そしてキャストは豪華ですね。