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サイダーハウス・ルールのtakeboukiのネタバレレビュー・内容・結末

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

こうしてブラックジャックは誕生した。

メーン州とかいう片田舎の閉塞感、ほとんどカナダだし穏やか寒そう。最近は南部を舞台にした映画ばかりだったので黒人との距離感の違いに驚く。

法律やルール、(宗教)が何かしてくれるわけでも、確固たる正しい道を示してくれるわけでもない。自分の頭で考え、道徳やモラルを獲得できるかが大人になるということ。

自由になって解放され、成り行き任せに好き放題やる裏には責任が伴う。最後はみんな現実へ帰っていく。ラストに冴えない顔でホーマーを見返すキャンディが印象的。孤児院の子供たちなんか生まれた時からほっぽり出されて人生ハードモード過ぎる。命の価値の大きさがわからなくなる。人間て本当に身勝手。

夫婦関係に問題ある登場人物ばかりなのか、まともな仲睦まじい夫婦というものがほとんど出てこない?
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