観々杉

8 1/2の観々杉のレビュー・感想・評価

8 1/2(1963年製作の映画)
4.9
アイデアが決まらない映画監督の悩みと回想。映画の題材をベースとなる過去の体験から探る制作段階を現実の監督の周りの環境と同じ映像下に置いた事で不思議な魅力が発生している。主人公グイドを取り巻く嫌味な人々や大きく構えた撮影の失敗などネガティブな現状も軽快に描いている。ニーノロータによるトラックも絶妙に良い。ラストシーンは特に映画監督達のエールになる。映画好きなら一度は見たい傑作。
観々杉

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