このレビューはネタバレを含みます
妻に先立たれ、アパートを追い出された72才のハリーは、愛猫トントを連れて子ども達を訪ねる旅に出ます。
トントのために飛行機を避け、トントのトイレのためにせっかく乗ったバスを無理やり停め、バスを乗り捨ててついには車まで買ってしまうハリー、なんて心優しく行動的な飼い主なんでしょう!
そんなハリーの行動にはもう共感しかありません。(私も無類のネコ好き❣️)
頑固で変人だし、強面なんだけれど、なぜか憎めないハリー。
周りの何人もの人達から「一緒に住もう」と誘われるハリー。
偏屈なところもあるけれど根は優しくて、どんな場所にもいつの間にやら溶け込んでしまう自然体のハリーのように生きられたら良いな…と思わせてくれるお話でした。