レイフ・ファインズ目当てで観た。しかも、監督は、レイフの妹、マーサ・ファインズ。音楽は、弟のマグナム・ファインズが手がけてる。
原作は、ロシアの文豪アレクサンドル・プーシキンの「エフゲニー・オネーギン」。チャイコフスキーのオペラや、バレエで有名な作品。と言って、私は、どちらも観たことないけど。
オペラやバレエでは、悲恋を描いた傑作として、長年、上演され、愛され続けている作品とのことだけれど、この映画は、作り方が、下手だなと思った。これじゃ、全然伝わってこない。
都会で放蕩生活を送っていた貴族のオネーギンが、田舎で出会った娘タチアーナに恋文をもらうが、田舎の娘に興味ないから断ってしまう。しかし、数年後、モスクワの社交界で、美しく変身したタチアーナに出会い、オネーギンは、恋に落ちるが、彼女は、すでに公爵の妻となっていたって話なのだけど、この映画では、タチアーナ演じるリヴ・タイラーが、田舎娘の時にも、すごく美しくて、都会に出てから美しく変化していたっていう変化が全然感じられないのが、今作の一番の失敗だと思う。リヴ・タイラー、ほんと綺麗で、大好きなんだけど、それが、かえってアダとなるとは。田舎にいる時は、もっとダサい雰囲気にするべきだった。
レイフ・ファインズは、執念深く想い続けるっていうのを演じるのが得意なので、後半は、とても良かったけど、前半の行動とその気持ちが、全然理解できなくて、入っていけなかった。
決闘が、ほんと信じられない。決闘相手のレンスキーを演じたトビー・スティーブンス、Wikipediaで見たら、すごくカッコよくて、しかも、実のお母さんが、マギー・スミスだというからびっくりした。