romio

晩春のromioのレビュー・感想・評価

晩春(1949年製作の映画)
3.5
俺たちのソウルフード、小津作品。
そして、俺たちのお父さん、笠智衆。
ぼそぼそっとしゃべるだけなのに、涙がとまりません!

今の日本にはないゆったりとした空気の流れ。27歳の娘と父親の親子の時間。
娘役には原節子。やはり美しい!
目端がキリッと長いので睨みつけると迫力があります。
お節介な叔母がもたらした結婚の話。
杉村春子の抜群にうざい顔がたまりません笑。あの憎まれ愛され具合!
その結婚という一つのピリオドを受け入れるまでの葛藤。
どんなものにも終わりはあって、また始まりがある。
いやー、終わり方はもう味わい深いったらない!!

他のレビュー見て始めて知ったけども、お父さんは男はつらいよのお寺の人なのね。
久々にまたみたくなった。
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