物質転送。
夢のような装置だが、使い方を一歩誤るだけで恐ろしいことに。
そんな男の不幸を描いたお話で、偶然にもハエと融合してしまった!
徐々に体が朽ちていき最終的にはほぼハエに。
この変化をクローネンバーグがねちっこく嫌らしく、さらにはじっくり描いてます(笑)
もうこれもかなり昔だが、アイデア優先の部分はあったと思う。
だが中身は不幸になってしまった男と、その男を愛した恋人の悲劇として紡がれている。
これがあるから単なる怪奇映画にとどまらずに面白い。
ジェフ・ゴールドブラムなんて面影などまるでないが、このハエ男が代表作。
ある意味複雑だ(笑)