セガール幹事長代理

ザ・フライのセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

ザ・フライ(1986年製作の映画)
3.0
瞬間移動マシン実験中にハエと開発者がうまいこと融合してハエ人間(飛べない)が爆誕する話。

サルで実験してたら失敗してサルの皮がひっくり返って謎の肉塊になるシーンがあるんだけど、これもっかいやれば皮戻るんじゃないか、やはり理系はアホなのか、と文系の私は強く思ってしまった。

ハエになりかけの異形の開発者の「ハエになったらハエ界の政治家になる」ってセリフはかなり好きで、女にモテたくてリア充のグループに入った陰キャは所詮陰キャ、結果的に地味な陰キャのグループに所属してたほうが女に困らない、というこの世の真理をついている。
身の丈に合わない派閥に無理して所属し続ける不毛さを世に訴えている。来年東京の大学に進学する田舎の芋男子どもは刮目すべきである。髪を染めてないでバーで荒くれ者に腕相撲を挑める身体づくりに励んでほしい。私も若い時に気付きたかった。

自分が融合するなら何がいいだろうと考えてたんだけど、どんな人間の女性に卑猥なことしても「芸術」という名目で合法的に世の中が処理してくれるタコはやはり捨てがたいところだ。多少腹が出ても許してもらえるのもポイントが高い。

腹の子のエコー写真ぐらい見てみたかったが、それは無粋というものか。
元カノの部屋の鍵を返していない人におすすめ。